Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
戦後日本社会では、「皆婚」を前提とした社会制度が構築されてきた。近年になり中年期(40・50代)の独身者の存在が着目されはじめたが、調査研究は十分ではなく、制度整備も遅れている。本研究では、日本の中年期独身者の交際関係の実態と当事者の意識を量的・質的調査を通じて明らかにする。これにより、戦後日本で普及した「標準的」な家族・ライフコースのありかたが現在いかに多様化しているのかを明らかにし、皆婚を前提とした社会制度の見直しを行う。