Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
近年、経済学者F.A.ハイエクが結成したモンペルラン協会を中心とするネオリベラリズムの歴史研究が進展しているが、国内外の先行研究は日本人会員のネットワークの実態を把握できていない。本研究は、ブルデュー派知識社会学に依拠しながら、同協会関連資料を調査・分析し、1950年代から1970年代にかけての日本におけるネオリベラリズム思想の導入・普及過程を明らかにする。本研究は、日本の事例研究を通じてネオリベラリズムの歴史研究に貢献し、思想の国際的流通・受容過程に注目する社会学的研究を促進することを目的とする。