Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究は,学校で教師などが自傷行為する子どもを支援する際のガイドの作成を試みるものである。先行研究のほとんどは,自傷行為する子どもを支援する主体として医師や心理職を想定していると考えられが,子どもにとっては医師などよりも教師や養護教諭の方が身近な存在であり,支援を求めやすいと推察される。しかし,自傷行為する子どもを教師がどのように支援すればよいか,その具体策を示した研究は見当たらない。本研究は,心理職の語りの分析や教師経験者へのインタビューなどから,学校において教師など自傷行為する子どもに学校でかかわる人たちが,どのようにその子を支援できるのか,その具体的な在り方を提案するものである。