Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
重い知的障害や自閉症をもつ子どもは、手指操作に困難をもつことがある。手指操作の困難に対して、これまでは「手指を動かすこと」や「手と目を連動させて使うこと」への訓練が中心であった。一方、視覚障害のある子どもを対象にした手指操作への支援では、手指の感覚への反応が乏しい状態に焦点を当て、筋肉・関節の動きから得られる「固有覚」という感覚に対する支援が行われ、効果が明らかにされてきた。そこで、本研究は、手指操作に困難を抱える、重い知的障害や自閉症をもつ子どもについて、筋肉・関節の動きから得られる「固有覚」に基づいた支援を行い、その効果を明らかにすることを目的にした。