Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究は、「学習」という複雑な過程を神経科学の視点から解明し、効果的な教育を提案することを目指す。てんかんの外科治療のために脳に電極を留置する患者から協力を得て、認知課題に取り組んでいる間の皮質脳波を計測する。課題成績向上と関連する神経活動の変化を同定した上で、その活動を効果的に引き起こす事象を特定することで、神経科学的に有効な介入を検討する。本研究の成果は、学習という普遍的な現象の背後にある神経基盤を明らかにすることで、脳疾患患者のみならず教育一般にも示唆を与えることが期待される。