Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
近年Well-beingや生活の質(QOL)を考慮した「好み」の評価や支援が行われる中、自閉スペクトラム症を持つ子ども達の興味に寄り添った支援が求められている。このような子ども達の興味関心は、人物といった社会的刺激よりも自然物に限局的に示されることが報告されており、この傾向は刺激の「動き」を模した光点刺激に対する選好でも同様に示されている。しかし、こういった動きのどのような性質が選好されるのかは系統的に十分に検討されていない。そこで本研究は、自閉スペクトラム症を持つ子どもたちを対象に、光点刺激の「動き」を実験的に操作し、どのような動きの性質に対して限局的な選好が示されるのかを系統的に検証する。