Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究は、1970年代以降の教育改革において「地域文化」が主題化されていく過程を、学校教育、社会教育、地域社会の3要素を分析枠組みとして研究する。これまで鹿児島県奄美大島を中心に続けてきた研究を継続発展させるべく、(1)国内他地域との比較分析、(2)地域文化と教育をめぐる理論の研究動向調査、(3)海外動向の調査、の3つの調査に取り組む。以上を通じて、地域文化の捉え方が教育制度の中でどのように変容してきたかについて明らかにし、地域文化はどのように次世代に伝えられるか、教育および人間形成におけるローカルな要素とナショナルな要素の関係についての問いに迫る。