Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究の目的は、1950~60年代日本における、子ども・青少年の保護と健全な育成を理念に掲げ推進されてきた一連の政策・条例(総称して「青少年保護・育成政策」)の展開を明らかにすることにある。このとき本研究は、同時期の青少年保護・育成政策においてマス・コミ対策が重視される過程について、審議会資料や刊行物、条例の制定・審議過程等に着目し分析することを通して、高度経済成長に関連する子ども・青少年の教育問題が政策的にいかに形成されてきたのかを歴史的な観点から明らかにする。