Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究の目的は、日本の高等教育機関が海外の日本語専攻の学生を有する高等教育機関に送り出している短期海外研修について、受け入れ側である海外の高等教育機関の視点に立って、短期海外研修の意義と役割を明らかにすることである。海外の日本語専攻の学生を有する機関が研修を受け入れる場合、現地の日本語教員や日本語学習者も研修に関わることが多いが、日本語教員や日本語学習者に負担だけがかかり、送り出し側の一方的な企図で終始する研修になっていることもある。研修に対する受け入れ側の意義と役割を検討することにより、研修の送り出し側と受け入れ側双方に互恵性のある研修となり、研修の継続性が高まることが期待できる。