Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
私たちの日常で体験する「見える・聞こえる」といった知覚体験は、生まれてからどのように発達するのだろうか。本研究の目的は、幼児・児童期の知覚的意識の発達過程とその認知神経基盤を明らかにすることである。本研究は視覚と聴覚、および視聴覚の統合の知覚的意識に注目する。本研究では、3-12歳の幼児・児童期の子どもを対象に、視覚と聴覚、および視聴覚の統合の知覚的意識に関する行動実験課題を実施し、知覚的意識 (視覚と聴覚および視聴覚の統合) と認知機能 (注意とワーキングメモリ)、脳活動 (NIRS) の3指標を計測する。計測データを基に、視覚と聴覚、視聴覚の統合における発達過程を検討する。