Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
近年,他者のためにつく向社会的な嘘と抑うつには正の相関があり,向社会的な嘘の使用が抑うつを高める可能性が示唆されている。しかし,従来の研究において示された知見はあくまで相関関係に基づくものであり,向社会的な嘘の使用と抑うつの因果関係は検証されていない。そこで,本研究では,向社会的な嘘と抑うつの因果の方向性を明らかにするために,経験サンプリング法や縦断的調査,双生児対象の調査を実施し,多角的な視点から因果関係の推定を試みる。