Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
近年,格差や不平等の拡大が大きな社会問題となっている。格差があると協力的な社会が形成されにくいことが示されているが,そのメカニズムについては明らかにされていない。本研究では,妬みという観点を導入し,格差社会において協力行動を促進/抑制する要因の検討とそのメカニズムの解明を試みる。経済ゲーム実験の1つである公共財ゲームを用いて格差のある小社会を作り出し,格差の原因や罰の有無を実験的に操作することが公共財への投資に与える影響を検討する。