Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
我々は、自分の周りの世界をありのままに見ていると感じており、まるで自分の心は世界の鏡であるかのように思われる。しかし実際には「見る」という行為は、環境への働きかけを通じて「何を見ているのか?」を探る、探索行動としてとらえることができる。本研究では、「見る」という世界を探索する行為の能動性を環境との相互作用の視点から捉えるために、探索する主体が環境の情報を取り入れて学習し、その経験を次の行為に反映していく動的なメカニズムを明らかにすることを目指す。この目的を達成するため、動物が餌を探す行動である採餌行動の研究と、学習心理学研究に基づき、行動実験と数理モデルによる研究を実施する。