Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
自然界には流れと関係するが、流線型ではない構造物が存在する。代表者はトンボ翼の凸部から生成された渦が凹部に挟まることを見出し、同様の現象が砂丘においても生じることを示唆した。これらは、トンボの飛翔と砂丘形成に共通する流体力学的メカニズムが存在するという仮説を想起させた。そこで本研究では、「渦を生成する凹凸構造の特徴化」を目的に、凹凸構造物の形状を角度などのパラメーターで数値化し、そのパラメーターに対する渦運動の依存性を数値シミュレーションから明らかにする。本成果はトンボの飛翔や砂丘形成の解明に加え、凹凸構造に起因する様々な自然現象解明におけるブレイクスルーへの糸口となり得ると考えている。