Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
発電機器の部品は非常に高温環境下にて使用される。そのため、時間経過とともに変形が 増大していくクリープ現象による機器の損傷が発生する。クリープ現象は温度、時間依存 性、材料挙動の非線形性を有する複雑な物理現象であり、設計上、数理的最適化の適用が重要である。最適解の探索に評価関数の勾配情報が必要だが、物理モデルの複雑さゆえに具体 的な定式化が困難であり、クリープ現象を考慮した最適設計法が構築されていない。本研究では、数値解析プログラムの計算フローに基づき、逐次微分計算を行うことで、任意の関数の勾配情報を導出する自動微分を適用し、勾配情報の定式化が困難なクリープ現象の最適設計法を構築する。