Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
従来のノイマン型コンピュータで、低電力的な観点で効率的な実行が困難なタスクを脳型コンピュータで高効率に実行できると期待される。磁気トンネル接合(MTJ)などのスピントロニクスデバイスは不揮発性、高耐性、高速性などの特性を備え、この用途に適した動作が期待できる。本研究ではスピン軌道トルク(SOT)を情報の書込み原理に用い、ナノコンポジット材料を用いることで高効率アナログ素子の実現に向けた材料・素子技術を構築する。本研究では成膜条件、構成材料や膜構造と素子特性の関係を材料学的観点から明らかにし、世界初となるナノスケール・アナログ3端子SOT-MTJ素子を実現し、脳型コンピューティングへと展開する。