Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
通信ネットワークに常時接続された自動運転車の普及により,複数車両を保有する主体が 道路ネットワーク上で自身の保有する車両群を集権的に動かすことや,複数の車両同士が情報共有し協調して移動時刻・移動経路を選択することが可能となる.このような場合に生じる交通ネットワーク流は,既存モデルの多くが仮定している「1主体が1車両の移動時刻・移 動経路を決定する」場合とは異なると想定される.本研究では,1台の車両の通行時刻・経路 選択を行うSmall主体と,複数台の車両の通行時刻・経路選択を行うLarge主体が存在する状況下におけるネットワーク交通流解析のための理論基盤および数値計算法を構築する.