Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究では,地球全体の風速・気温等の過去復元データ(長期再解析) 及び超高解像度気象モデルを用いた災害事例の確率的再予報実験を通じて,大気状態がわずかに異なっていれば当時発生した可能性があった最悪な豪雨シナリオの推定を目指す.本研究が新たに提示する豪雨シナリオにより,斜面災害や洪水等のより深刻な災害の想定が可能となる.また,本研究の枠組みは長期再解析が公開されている1940年代以降の豪雨事例への応用が可能であり,災害発生地域のみならず隣接地域における当事者意識の促進につながる.