Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
気候変動の影響や都市のヒートアイランド現象の悪化、熱的に脆弱な高齢者の増加等により、熱中症等の人々の健康被害の拡大が懸念されている。本研究は、夏期の東京23区の人流データを用いて、人々の移動と気象データとの関係を街区スケールで分析し、暑熱から人々が避難できる日陰や施設等の立地が人々の行動に与える影響の実態把握や、熱中症救急搬送者が多い地域における人々の移動特性等を把握する。それらの結果を用いて、暑熱適応策の効果について、推計する手法を検討する。