Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
2050年カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー変換効率向上のために、Ni基超合金を超える新しい耐熱合金の開発が求められている。Cr-Si基合金はその候補材であるが、高融点金属元素を含んだ状態図は正確な実験データの報告が少ないために状態図を利用した合金設計が困難である。本研究ではCr-SiにTaやMoを添加したCr系高温状態図を実験的に調査し、Cr-Si基合金の熱力学データベースを構築する。それによって計算状態図を活用した合金設計を展開することで新規Cr-Si基耐熱合金の開発を目指す。