Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
規則的に炭素原子が並ぶダイヤモンド結晶中において，炭素以外の原子や空孔などの欠陥構造が特異的な物性を発現することがあり，次世代の固体量子センサー等の応用においても注目されている．これまでの研究で，高強度な光電場を伴うフェムト秒レーザー光を照射することで生じる，光電場に対して応答が非線形となる現象（非線形光学現象）を調べ，観察された特異的な現象が欠陥構造に由来する可能性があることを見出してきた．本研究は，特に，異なるアプローチ（分極放射の検出）に基づいて非線形光学現象を観察し，より多面的に現象を調べていくとともに，高効率化の要因の究明を通して応用化に有効な知見を得ることを目指す．
