Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
剛直な環状金属錯体を一次元に自己集合させることで、新奇機能性ナノチューブ「メタロナノチューブ」を創製し、エレクトロニクス材料としての応用を測る。具体的には、環状金属錯体を構成する有機配位子に水素結合部位を導入した新規配位子を合成し、金属イオンと混合することで環状金属錯体へと自己集合させる。得られた環状金属錯体を単離精製し、水素結合を駆動力として超分子重合させることでメタロナノチューブを調製する。メタロナノチューブは金属部位に由来する優れた酸化還元特性を示すことから、二次電池の電極材料として優れた性能を示すと期待される。