Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
ヒト細胞内で安定的に外来遺伝子を維持する技術は、遺伝子治療へ応用できることが予想されるため、分子生物学的な観点からだけではなく医学的見地からも大変注目されている。ヒト細胞内で安定的に外来遺伝子を維持できるベクターとして、全長1-10Mbのヒト人工染色体(Human Artificial Chromosomes, HACs)が開発されている。しかしながら、従来のHACは自由にデザインして合成するまでには至っていない。本研究では、研究室独自の技術である環状長鎖DNA試験管内合成系を活用し、高度自在性を備えたHACをセルフリーで完全合成することに挑戦する。