Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
高血圧症は血管や心臓、腎臓などの機能障害を引き起こし、様々な循環器系疾患の原因となるが、その詳細な発症機序は不明である。高血圧症の原因の1つとして脳内免疫細胞による交感神経制御中枢の恒常的な活性化が示唆されている。最近、私が所属している研究室では、受容体型チロシンホスファターゼ（RPTPs）であるPTPROが免疫細胞の活性化に重要な役割を果たすことを発見した。そこで、本研究では、脳内におけるPTPROの発現解析やPtpro-KOマウスを用いた血圧解析によって、PTPROが脳内炎症の調節を介して血圧制御に関与するか検討する。
