Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
アレナウイルス科にはヒトにウイルス性出血熱を引き起こす高病原性のラッサウイルスやフニンウイルスなどが含まれる。アレナウイルス感染症には致死率が30%にも上るものがあるが、アレナウイルスの生活環、特に複製に関与する宿主因子についての理解が十分ではなく、有効な治療法や予防法の開発が遅れている。本研究では、ヒトに無菌性髄膜炎を引き起こすリンパ球性脈絡髄膜炎ウイルスをアレナウイルスのモデルウイルスとして着目し、アレナウイルスの増殖に関与する宿主因子の同定とその詳細な機能解析を目的とする。