Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
新生児期の免疫応答の状況が将来の疾患感受性に影響を与えることが示唆されているが、メカニズムの詳細は不明である。以前の研究で、免疫細胞の遊走や活性化に重要な役割を果たすDOCK2を欠損するマウスがアレルギー性気道炎症を自然発症し、新生児期に三次リンパ組織(TLS)様の免疫細胞の集積が形成されることを発見した。本研究では、新生児期のTLS様構造がアレルギー性気道炎症発症に重要であるとの仮説を立て、その形成機序を探ることで、新生児期の免疫応答が将来の疾患発症にどのように寄与するかを解明したい。