Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
悪性髄膜腫(WHO grade II/III)は放射線治療に対する感受性が低く、有効な薬物療法が存在しない悪性腫瘍である。しかしながら、その脳実質浸潤およびX線耐性に関するメカニズムの詳細は解明されていない。Actin Alpha Cardiac Muscle-1(ACTC1)は正常細胞では胎性幹細胞(ES細胞)や間葉系幹細胞において特に高発現している遺伝子である。本研究の目的は、悪性髄膜腫の浸潤能にACTC1が与える影響を明らかにし、ACTC1と発現相関変動を示す遺伝子を解析することで悪性髄膜腫の組織浸潤やX線耐性の分子メカニズムを明らかにすることである。