Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
ダニやスギなどの抗原に感作される患者は増加の一途をたどっている。その原因として、現代生活における生活環境中に感作を惹起する物質があると推測されてきたが、完全には解明されていない。研究代表者らは、これまでに、合成洗剤に含まれる界面活性剤が家庭の埃の中に存在することや、界面活性剤自体が上皮細胞を傷害し、喘息様の気道炎症を惹起することを明らかとした。今回、界面活性剤が抗原感作を誘導する「アジュバント」として作用するという仮説を立てた。本研究ではその仮説を検証するとともに、分子メカニズムを明らかにする。