Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
排卵過程にある卵胞では、劇的な遺伝子変化に伴い、プロゲステロン産生能の獲得など多くの機能が誘導される。我々はこれまでLHサージ後の壁顆粒膜細胞におけるゲノムワイドな遺伝子発現を調べたところ、約9000もの遺伝子の発現が変化し、排卵過程にある壁顆粒膜細胞の機能的変化に寄与することを見出した。本研究では排卵過程で卵丘細胞と壁顆粒膜細胞が相互作用しているのではないかと考え、卵丘細胞と壁顆粒膜細胞のRNA-seqを用いてトランスクリプトーム解析を行い、その過程で誘導される細胞機能変化を明らかにし、また、インタラクト―ム解析を行うことで、排卵過程での卵丘細胞と壁顆粒膜細胞の相互作用の変化を明らかにする。