Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
両側付属器摘出術に伴う外科的閉経は死亡率を上昇させることが示されているが、そのメカニズムは未だ明らかではない。また、外科的閉経による卵巣欠落症状に対してホルモン補充療法(HRT)が用いられるが、投与法や種類により動脈硬化リスクが上昇することが問題になっている。本研究では、マウスおよびヒトにおいて外科的閉経前後かつHRT前後の酸化ストレスマーカー、インスリン抵抗性、動脈硬化関連マーカーなどの変化を検証することで外科的閉経における病態を解明し、動脈硬化や心血管疾患リスクとの関連性を解析する。さらに性ステロイドホルモンが上記因子に及ぼす影響を明らかにし、より適正なHRTレジメンの確立を目指す。