Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
髄膜腫は頭蓋内原発腫瘍のうち約30%を占めるが、現行の標準的分類であるWHO分類は組織像の客観的評価が困難で、リスク評価としては不十分である。我々は髄膜腫病理組織像・ゲノムに対する深層学習を用いた評価を行い、髄膜腫再発予測系の確立を目指す。本研究でおこなうことは以下の3点である。1.組織像を用いた再発予測モデルの開発と予測性能の検証2.組織像とゲノム情報を用いたゲノム変異予測モデルの開発と予測性能の検証3.再発・ゲノム変異予測モデルの意義付けこのような予測モデルの報告は世界で例がなく、髄膜腫の治療戦略・適切な医療資源配分・医療費削減につながる可能性がある。