Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
関節リウマチ (RA) の滑膜組織では滑膜線維芽細胞の過増殖とそれに伴う軟骨および骨破壊により関節破壊が引き起こされており、がん細胞と同様に細胞周期に異常が生じていると考えられる。細胞周期を制御するキナーゼであるCyclin Dependent Kinase (CDK) 4とCDK6の両者を標的とするキナーゼ阻害薬は動物モデルの関節炎が改善するが、血球数減少をもたらすことが報告されている。RA由来滑膜線維芽細胞においてTNF-α刺激によりCDK4ではなくCDK6の発現が誘導されることが報告されており、RAにおいてCDK6を標的遺伝子とするmicroRNAによる細胞増殖制御機序を解明する。