Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
変形性顎関節症(以下TMJ-OA)の進行は、ヒアルロン酸(以下HA)分解・合成の異常が関与していると考えられていた。Tmem2は細胞外HA分解酵素として近年注目されている。顎関節におけるTmem2の生物学的機能やTMJ-OAの病態については不明である。本研究では、Tmem2過剰発現マウスおよびTmem2の中和抗体を作製し、顎関節組織の病理組織学的に解析する。本研究の遂行することで、顎関節組織のHA代謝制御機構やTMJ-OAの発症、進行との関わりを明らかにし、重症化前の早期発見だけではなく、Tmem2を標的分子とした新規治療薬の開発の糸口となることが期待される。