Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
超高齢社会の到来に伴い、歯の保存の重要性が広く認知されてきており、歯の長期維持に重要な歯髄組織を保存あるいは再生/修復することができる治療法の開発が望まれている。細胞老化は、内外的刺激により誘導される不可逆的な細胞周期停止状態であるが、近年組織再生に重要な機能を果たすことが報告されている。本研究では、老化歯髄細胞が歯髄幹細胞による修復象牙質形成に及ぼす影響について検討し、その細胞内シグナル経路を探索することを目的としている。本研究から得られる結果より、象牙質/歯髄複合体を再生することができる新規治療法開発の基盤構築を目指す。