Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
重篤な唾液分泌障害の根本的治療法として、失われた実質細胞を外部から移入する再生医療の応用が進められている。本研究は、ヒトiPS細胞由来唾液腺オルガノイドを唾液分泌患者の細胞治療に応用すべく、その生着に必要なスキャフォールドの開発を目的とする。すなわち、ラット唾液腺組織に脱細胞化技術を応用することにより作出された細胞外マトリックスが、移植する唾液腺細胞の新たなニッチとして機能するか否かを検証する。