Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
顎関節症の疫学調査では思春期以降の女性での発症頻度が高いことから、女性ホルモンの顎関節症の病態への関与が指摘されている。しかし、それを裏付ける基礎研究はほとんどなされておらず、両者の関連性はいまだ明らかにされていない。本研究の目的は、顎関節症の環境因子の可能性が高い女性ホルモン(エストロゲン)が顎関節の主要な構造体である関節円板の組織剛性、およびそれに関連する細胞外基質のmRNAとタンパク質発現・局在に及ぼす影響を材料工学的、分子生物学的手法を用いて明らかにすることである。