Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
様々な文化的背景を持つ東南アジア諸国出身者が日本で急増している。彼らの医療ニーズが高い一方で、文化的な違いから、適切な診療を受けられない可能性が報告されている。日本の医療従事者が東南アジアの患者に適切な医療を提供するためには、異なる文化への対応力、つまり患者の文化的背景に配慮して診療を行う力が必要である。しかし、医療従事者、特に医師における異文化対応能力について患者側の評価に基づいて行った研究はほとんどない。本研究では、(a) 日本の医療従事者の東南アジア人に対する異文化対応能力及びその関連要因、(b) 在留東南アジア人から見た日本の医療従事者の異文化対応能力に対する評価と期待を明らかにする。