Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
現在、植込型補助人工心臓患者への看護は基礎看護教育だけでなく卒後教育の中においても、体系的な教育プログラムが存在せず、重症心不全患者の看護に関する教材も少ない。そのため、その教育の多くは指導者自身が受けた指導の記憶や経験に基づいて行われているのが現状であり、学習者個々の能力や指導者個人の能力に依存している状況がある。本研究では、文献レビューにより、重症心不全患者の看護のコンピテンシーを明らかにすることと、コンピテンシー獲得に向けた教育システムを開発し、その効果検証を目標とする。重症心不全患者に対する看護を行っている他施設においても参考となるものであり、重症心不全看護の標準化に寄与すると考える。