Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
障害児者のSexualityに関する既存調査は、身体的性や行動に特化したものであり、対人関係・性的関係、親密性・プライバシーに関わる事象も含めた、包括的なSexualityの実態調査は行われていない。またその対象者も知的障がいや身体障害が中心であり、重症心身障害児者(以下、重症児者)を対象とした調査は行われていない。本研究では、UNESCOの国際セクシュアリティ教育ガイダンスより、Sexualityの概念枠組みを作成し、定性・定量(家族)調査により、重症児者の身体的性の側面に限らず、社会的な側面にも着目したSexualityの実態を明らかにするものである。