Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
認知症患者数は年々増えており、2025年には高齢者の約5人に1人が認知症になると予測されている。介護や支援が必要となった主な原因としては、「認知症」が最も多く、それに伴う介護費用の増加は大きな課題になっている。これまでの研究は主に認知症高齢者の健康や介護サービスの利用有無に焦点を当てているが、認知症高齢者の長期的な介護サービス利用の軌跡に関する研究は乏しい。そこで、本研究の目的は、(1)認知症診断直後から介護サービス利用を長期に追跡することで介護サービス利用の軌跡を明らかにし、(2)介護サービスの軌跡に関連する健康社会経済的要因を検証することである。