Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
集中治療室で治療を受ける患者やその家族は様々な苦痛を経験していることから、緩和ケアの普及と質の向上が重要な課題である。ケアの質向上のためには現状を評価することが必要であり、質評価指標(QI)が用いられる。わが国でもICUにおける緩和ケアのためのカルテから収集可能なQIが開発された。しかし、実際にケアを受ける患者や家族の満足度などのアウトカムとの関連は明らかにされていない。本研究では、電子カルテデータを用いてICUにおける緩和ケアのQIを測定し、臨床アウトカムである患者・家族の満足度との関連を明らかにする。本研究により、継続的かつ全国規模でのケアの質改善の取り組みにつながることが期待される。