Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
褥瘡(床ずれ)は、外力による阻血性障害や阻血部の再灌流障害等の皮膚の血流障害が原因で発症する代表的疾患の一つである。日本では毎年3万人の新規褥瘡患者が発生しているが褥瘡の発症は予測できるので予防の有効性は高い。褥瘡の予防には「2、3時間に1回の体位交換」が有効であるが、介護者の生活の質(QOL)を著しく損なう。超高齢化社会を迎え、褥瘡予防の体位交換に要する労力・時間・経済的負担を減らすことのできる画期的な技術の開発が必須である。本研究では国際的に認知されている褥瘡モデルマウスを用いて、音刺激の褥瘡予防・治療効果の証明し、介護・看護・医療の新領域の開拓を目指す。