Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
トランスジェンダー男性における性別適合手術(子宮卵巣摘出)はLDL-コレステロールを増加させることが報告させている。このような血中脂質の悪化は有酸素性運動により改善が見込めるが、一方で運動効果を阻害し脂質酸化を抑制することが懸念される。しかしながら、性別適合手術の有無に着目した有酸素性運動中のエネルギー代謝は検討されていない。本研究ではトランスジェンダー男性における性別適合手術の有無に着目した運動時生理反応および最大脂質酸化量時運動強度について検討し、トランスジェンダー男性の治療段階に応じた健康リスク低減に寄与する運動療法の発展に向けた知見を創出することを目的とする。