| Project/Area Number |
24K23832
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
0909:Sports sciences, physical education, health sciences, and related fields
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| Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
内田 望 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (81004794)
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| Project Period (FY) |
2024-07-31 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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| Keywords | ビタミンB1 / ビタミンB1欠乏 / チアミン欠乏 / ウェルニッケ脳症 / がん / 緩和ケア |
| Outline of Research at the Start |
ビタミンB1(VB1)は糖代謝に不可欠の栄養素であるが、生体内で合成できず体外からの摂取に依存している。体内蓄積量は約18日分であり、食欲低下が2週間以上続くと欠乏を生じてしまう。VB1欠乏症は早期発見できればVB1の投与により後遺症なく治癒するが、発見されず欠乏状態が持続すると重篤な後遺症を残し死に至ることもある。 VB1欠乏はアルコール依存の患者に多いことが知られているが、申請者はがん患者に多く見出してきた。しかし現在のがん医療ではVB1欠乏が疑われて血液検査がなされることは少ない。今や国民病である「がん」の治療中に、VB1欠乏を見落とさないよう予防策を講じることが必要である。
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| Outline of Annual Research Achievements |
ビタミンB1(VB1)は糖代謝に不可欠の栄養素であるが、生体内で合成できず体外からの摂取に依存している。しかし体内蓄積量は約18日分であり、食欲低下が2週間以上続くと欠乏を生じてしまう。VB1欠乏が発見されず放置されると重篤な後遺症につながり、コルサコフ症候群を発症すれば死亡率も17%と高い。VB1欠乏が原因で知られるウェルニッケ脳症は、その特徴的な3兆候の出現から診断に至ることはまれで、診断にはVB1欠乏を疑って採血にてVB1の血中濃度を測定するしかない。さらにはVB1欠乏をきたしても無症状のことがある。VB1欠乏の原因は、VB1の摂取不足に限らず、吸収不良や貯蔵障害、過剰消費でも生じやすい。つまり、がん患者はVB1欠乏をきたしやすい集団であることが示唆され、実際に研究者らはがん患者に多くのVB1欠乏を見出してきた。しかし現在のがん医療ではVB1欠乏が疑われて血液検査がなされることは少ない。本研究の一番の目的は、がん患者にVB1欠乏症が存在することを医療者に認識づけることである。 2024年度は、日本緩和医療学会にて多施設共同で「がん患者のビタミンB1欠乏」~忘れ去られた病態としての脚気~としてシンポジウムを企画し開催した。さらには多施設の研究者間で定期的なオンライン会議を密に開催し、先行研究や論文のリサーチ、必要に応じて学会誌にletterを投稿するといった活動にも積極的にとりくんできた。 本研究においては、外来通院中のがん患者におけるVB1欠乏の横断研究、在宅医療を受ける終末期がん患者におけるVB1欠乏の横断研究を実施しているが、さらにはがん治療中に緩和ケアチームへコンサルテーションのあった入院患者に対してもVB1欠乏の割合について調査中である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
外来通院中のがん患者の研究は現在論文執筆中である。在宅医療を受ける終末期がん患者に関しても、引き続きデータ収集中である。 さらにはがん治療中に緩和ケアチームへコンサルテーションのあった入院患者に対してもVB1欠乏の割合について現在調査中である。
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| Strategy for Future Research Activity |
現在進行中の研究に関しては、データ収集後解析に着手し、論文投稿や学会発表をしていく予定である。また、症例報告やletterへの投稿なども行いつつ、VB1欠乏への注意喚起を引き続き行っていく予定である。
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