Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究の目的は、オスグッド病発症時に発生する脛骨粗面の石灰化抑制因子であるENPP1の発現と、軟骨細胞の繊毛形成分子であるIFT88の発現との間にある因果関係を明らかにし、オスグッド病の治療法確立に向けた基礎研究を充実させることである。IFT88は繊毛の形成に関与し、ENPP1は生体組織の石灰化を抑制する重要な分子である。また、オスグッド病は1903年に症例が報告され以来、現代まで確立された治療法は存在していない。申請者はその問題点が脛骨粗面の組織学的な解析が行われていないことが原因であると考えており、本研究は世界中でオスグッド病に苦しんでいる若者を救うための研究である。