Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
2つの多角形が裁合せ可能であるとは、一方を有限個のピースに分割し、組み替えて接着し直すことで他方が得られることである。本研究では、「最小値ピース数の裁合せをどのように構成するか」という問題に取り組む。この問いは、「ピース数の少ない裁合せをどのように探索するか」と「ピース数が最小であることをどのように示すか」という2つの問いに分けられる。裁合せ問題では、離散的な図形である多角形が対象であっても、分割の仕方を探索する際に連続的な選択肢を扱う必要がある。 また、ピース数の最小性を示す手法はほとんど確立されていない。本研究は、従来の研究手法が扱うことができなかった挑戦的な問いに取り組むものである。