Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
圏論は数学の概念を抽象化して統一的に記述するための言語である。その記述力の高さから、圏論は計算機科学においても利用されている。しかし、その抽象度の高さから理論と実践的な応用にしばしば乖離が見られることもあった。本研究では圏論的な代数と余代数を用いて、プログラミング言語と状態遷移システムに関する一般的かつ実践的応用も考慮した理論を構築する。特に(1)新たな代数的エフェクトの変種と(2)高速な余代数的アルゴリズムを実現する。