| Project/Area Number |
24K23904
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
1002:Human informatics, applied informatics and related fields
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| Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
大木 有 立正大学, データサイエンス学部, 助教 (41002702)
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| Project Period (FY) |
2024-07-31 – 2026-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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| Keywords | 知識グラフ / 学際研究 / Science of science / ソーシャルメディア / ネットワーク科学 / Science of Science |
| Outline of Research at the Start |
学術研究の課題解決への貢献に対する要求が高まるとともに、複数の学問分野の知見を統合することで複雑な社会問題を解決する学際研究への関心が強まっている。本研究は、研究活動の上流である研究助成の段階から下流である論文出版の段階における研究の学際性の変化を把握することで、学際的な研究成果の創出に結びつく研究活動の過程を明らかにする。そのために、研究助成と論文のテキスト情報から構築された知識グラフのネットワーク解析を用いて、研究助成と論文の学際性を評価する。本研究の成果は効果的な学際研究の推進のための政策立案に示唆を与えるものである。
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| Outline of Annual Research Achievements |
2024年度は①知識グラフを用いた学際的対話の思考過程の可視化,②論文情報の分析による研究活動の理解の2点に注力した。 ①について,異なる専門分野間の学際的な知識統合を促進するための知識グラフを用いた対話手法の開発に取り組んだ。実際のワークショップで参加者が構築した知識グラフに対して、ネットワーク科学を用いた定量的な分析を行い、知識統合における重要なアイデアを特定した。4件の学会等での発表を行った(招待講演1件、国際学会1件)。また、国際論文誌に1報の論文を投稿済みであり、現在査読中である。社会課題の解決に向けた学際的な研究が注目を集める一方で、学際研究のためのアイデアを形成するための方法論が不足している。今年度の取り組みを通じて、ネットワーク科学を応用した実効性の高い方法論を開発し、将来的に様々な場面で学際研究を生み出すためのツールとなることが期待される。 ②について,研究者の情報収集や情報発信のためのツールとして重要度が増しているソーシャルメディアの利用が研究成果に与える影響を分析した。学術書誌情報とTwitterデータを用いて、研究者自身の研究内容と類似性が高い研究者アカウントと積極的に相互作用している研究者は研究のインパクトを伸ばしていることがわかった。一方で、研究の新規性や学際性の観点からは幅広い情報に触れる必要がある。2件の学会等での発表を行った。また、国際論文誌に1報の論文を投稿準備中である。ソーシャルメディアが研究環境に与える影響は様々に指摘されてきたが、大規模なデータを用いた実証的な研究はこれまでに行われていない。今年度の研究ではソーシャルメディアの利用が研究成果に与える影響を示し、研究者のソーシャルメディア利用戦略に示唆を与えることが期待される。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
専任教員として初年度であり,授業準備等に想定以上の時間がかかり,進捗状況には遅れが生じている。その中で,①,②のそれぞれについて,1報ずつ国際学術論文誌へ論文を査読中,または,投稿準備中となっている。以下にそれぞれの進捗状況を記述する。 ①について,これまでに実施した学際的対話ワークショップで取得したデータに基づいて,国内学会および国際学会で発表を行い,国際学術論文誌(Innovation: The European Journal of Social Science Research)へ,論文を投稿した。現在,投稿論文は査読中である。 ②について, 当初の予定では研究助成と研究内容の関係性に焦点を当てることを予定していたが,今年度は論文情報の分析のみを行なった。特に研究者のソーシャルメディアの利用に関する分析を行い,国内学会で成果を発表した。現在,国際学術論文誌への論文投稿を準備中である。 また,学際研究分野の事例として新たにスポーツデータサイエンスに関する論文情報の分析を行うことを予定しており,既に分析対象となるデータの取得を行った。①,②の研究で用いた知識グラフや論文情報の分析のための既存プログラム等を用いて,取得したデータの予備解析に取り組んでいる。
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| Strategy for Future Research Activity |
次年度は学際研究分野の事例であるスポーツデータサイエンスに関する論文情報の分析に注力し,スポーツデータサイエンスの事例を用いた学際研究の研究活動の過程の理解を通じて,学際研究の推進のための示唆を得ることを目指す。 近年,スポーツを対象にした分析にデータサイエンス的な手法が適用されるようになり,学際的な研究領域が形成されつつある。また,スポーツに関する実務家も分野に参加していることもスポーツデータサイエンスの特徴である。 具体的には,大規模な論文情報データベースであるOpenAlexを用いて,スポーツデータサイエンスに関する論文情報を収集し,論文の引用関係や共著関係のネットワーク解析や論文タイトルのテキスト分析等を実施することで,学際研究分野としてのスポーツデータサイエンスが形成される様相を解明する。また,研究助成データを合わせた分析も行う予定である。
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