Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
ユーザー個人が持つ身体特性に適合した福祉機器を提供するために,合理的かつ効率的な福祉機器の個人適合化プロセスを確立することは緊要の課題である.この解決策として,デジタルヒューマンモデルを利用した手法がある.しかし,今までの研究では,障害者が個人レベルで持つ身体特性の違いをモデルに反映できず,福祉機器開発に対して適用できなかった.そこで本研究では,臨床科学と計算科学とを融合した横断的アプローチによって,障害者の機能不全を個人レベルで反映した新しいデジタルヒューマンモデルの構築に挑戦し,福祉機器のモデルベースでの個人適合化プロセスの確立を目指す.