Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
同期解析は気象ダイナミクスの同期が生じるメカニズムを解明するための重要な鍵となる。本研究では、時空間ダイナミクス間の同期が生じるメカニズムの解析を可能とするために、偏微分方程式の位相縮約理論に基づいた位相の計算方法を確立する。位相の計算によって、時空間ダイナミクスのリズムの変化が生じる因果関係の定量化が可能となる。更に手法の応用として、気象ダイナミクスにおける北半球・南半球間での中高緯度地域における気圧変動(北極振動・南極振動)の同期メカニズムを解析する。